給与は、採用される時にお互いが納得して決められる。ただ、採用される時に給与交渉をするのは不適切であると言える。
バブル期ならあり得ない話でもないが、能力も分からない人材の給与をいきなり上げるのは普通ではない。そのため、もし面接等で給与交渉をすると不採用になる確率が高く、高給を求めるのであれば他を頼ってくださいという話になる。
給与交渉のコツとしては、仕事で結果を残して上の立場が用意された時に話しを切り出すとスムーズだ。
今より上の立場が用意されたということは必要な人材だと思われている証拠であり、少なくとも悪い印象ではない。そんな時に給与交渉をすると、積極的に応じてくれる可能性が高い。
役職の変更などの話が無いタイミングで給与交渉をすると、あまりにも唐突で金銭的に困っているのではないかと心配される。最悪、雇用先との関係が悪くなって働きづらくなってしまうかもしれない。
給与交渉の時は、具体的な理由を添えて要求する姿勢が大切だ。
例えば、これまで一回も急に休んだことがない話や、看護業務をミスなく正確に行っている話などをする。アピールした結果、手放せない人材だと相手が判断したら給与を上げてもらえるだろう。
前向きな態度で交渉に応じてもらえると、いくら給与を上げて欲しいのかという話になる。
その際、数十万円アップなどあまりにも非常識な金額を要求すると決裂する可能性が高いので、数万円アップの要求に止めておくべきだろう。お金にうるさい厄介な人材だと思われないよう、交渉を進めることが大切だ。