看護師が高収入を獲得できる職場

2012年の日本看護協会の調査によると、看護師の平均年収は約519万となっている。このデータは、管理職以外の平均年齢35歳以下の看護師のものだ。
看護師の年収は、一般的な職種と比較すると高い傾向にある。では、看護師が高収入を獲得できる職場とは、具体的にどのようなものだろう。

看護師の収入には、諸手当と賞与が基本給に加えられている。一言に看護師の給与と言っても、経営母体や勤務地の違いから、同じスキルを持っていても大きな差が出ているのが現状だ。
クリニックや診療所よりも、大学病院などの大規模な病院の方が手当の種類が多く、支給額も多い。保育所などが併設されていることもあり、福利厚生も充実している。
看護師が高収入を獲得できる職場の1つとして、都市部の私大病院がある。

他にも、給与を上げる方法はいくつか存在している。
看護系の専門資格を取得すると、給与アップにつながる。例えば、認定看護師や専門看護師の資格だ。
認定看護師とは、救急や排泄ケアなどにおいて、熟練した看護技術を持っている看護師を指す。専門看護師は、ガンや精神などの専門の看護分野において、高レベルの看護ケアを提供する看護師のことだ。このような専門資格を有することで、手当が支給される。
また、管理職への昇進にもつながる。手当が多い勤務先を探すことも、給与を上げるコツだ。

高収入な職場を探すためには、働く場所と病院の規模に注目する必要がある。
給与は地域によって大きな差があり、東京都や神奈川県のような都市部の方が、地方に比べて高い傾向がある。病床数が病院の規模と考えると、500床以上の病院が高収入の職場と言える。

上記を踏まえて働く職場をリサーチすれば、看護師として高収入を獲得するチャンスを掴める可能性は高い。